今回はNatureHikeのHiby3(ハイバイ3)というテントについて解説します。価格の安さ、品質、共に良しと噂のNatureHikeの中でも、なかなか評判が良く、人気の高いHiby3というテントの広さや質感などの特徴について細かくまとめてみました。
Hiby3なら雨の日などで役立つテントの前室が広く、他社で販売されている広い前室付きのテントよりもかなり軽量で、しかも安く手に入れることができます。ソロキャンプを始めたいけど、テントとタープの両方を購入すると予算オーバーになる…って方にもおすすめのテントです。
まだまだNatureHikeのテントはまだまだ日本での販売の歴史は浅く、情報も少ないので、NatureHikeのテントの使用に不安を覚える方もいらっしゃると思いますが、最近だとキャンプ場でNatureHikeのテントを見かける機会が増えるなど、日本のユーザーからの信頼や人気も高まりつつあるんです。
NatureHikeのテントはコスパが良いとよく言われるが、性能などはどんな感じか、設営は簡単なのか、などの細かな購入前の疑問にも答えていきます。
- そもそもHiby3のメーカーNatureHikeってどんなブランド?
- Hiby3といえば、タープいらずの前室
- Hiby3の細かな特徴を徹底比較、解説します!
- Hiby3のカラーは全部で三種類
- Hiby3のちょっと気になる2つの点
- Hiby3の設営はこんな感じ
- NatureHike Hiby3と他社の広い前室つきのテントを、重量で比較してみた
- NatureHike Hiby3まとめ
タープいらずの前室付きテント
なんといってもNaturehike Hiby3の魅力は使い勝手がとても良い広い前室があることです。ソロならば椅子とテーブルを置いてもゆったり過ごすのに十分な広さがあります。
自転車キャンプツーリング用に、広めで軽量なテントを探し、こちらの商品にたどり着きました。2〜3人用でこの軽さ?と思うほど軽量です。初めての組み立てには10分程かかりましたが、慣れると時間短縮できそうです。室内の広さは十分で、荷物を入れても、大人が余裕を保って寝られます。更に全室のスペースもあるので、就寝前にチェアやコンロなどをテント内に収められます。
通気性は、結露もそれほど気にならず一晩過ごせたので、問題ないと思います。
雨天ではなかったので、耐水性は不明です。
自転車キャンプツーリングで使うテントとしては、価格から考えても、とても満足のいく充実機能のテントです。
前室の床面積は1.7㎡ほどで、高さは最大で120cmと結構広いです。テントのフレームワークなどのおかげで壁の角度が急なため、高さが変わっても室内空間が狭くならず、室内のデッドスペースが少なくなっています。
そのため、壁際まで荷物も起きやすく、前室の使い勝手はかなり良いです。扉も開け放てば、雨の日でも前室で調理なども余裕で出来ちゃいます。
雨が降ってない日は1.7kgとより軽量な、Cloud UP 2でテントの外で過ごし、雨の日にはHiby3で、広い前室で調理をしながら快適に過ごす、といった使い方も良さそうです。
Hiby3の細かな特徴を徹底比較、解説します!
まずはスペックを確認
Hiby3のスペックから見ていきましょう!
Hiby3 |
|
重量 |
2,560g(本体のみ) |
収納サイズ |
長さ54×17×17cm |
展開サイズ |
310×163×120cm |
構造 |
インナー吊り下げ式ダブルウォール自立式テント |
フライ防水能力 |
PU3000mm |
生地 |
20Dシリカゲルナイロン(片面) |
人数 |
2、3人用 |
Amazonカスタマーレビュー:☆4.3(レビュー数:261時点)
耐水圧は3000mm|テントのデザインのアップグレードも等もあり
Hiby3はフレームの本数多いので、構造もしっかりしています。ある程度の風にも強いテントです。台風などの暴風時は、さすがに厳しいと思います。
フライシートの耐水圧も3000mmとかなり高めで、普通の大雨なら余裕で耐えられます。台風や豪雨などでなければいつでも使えそうです。(そんな時にキャンプをする方などいないと思いますが…)
NatureHikeの多くのテントでは、グランドシートなどの付属品もしっかりついているので、サイズのあったシートを別で買ったり、自分で作らなくていいのも嬉しい点です。
ペグも色が赤色で、地面に落ちていても見つけやすく、紐がついているため抜きやすくなっているなど撤収時の使い勝手も良い感じです。
ペグが折れた等のレビューも聞きますが、触ってみた感じ他のメーカーのテントの付属のペグよりも曲がりにくく、強そうな印象でした。それに、付属のペグが曲がってしまったり折れるのはよくあることで、ペグは基本消耗品なので仕方がないです。
またNatureHikeでは、テントのデザインのアップグレードも購入者の感想などをもとに、行われているみたいです。テントのカラーやポールを通すスリーブ部分など構造などがたびたび強化されています。
ただ、レビュー欄にて部品の欠損があったなどの声も、少数ですがあるので実際にキャンプに持っていく前に付属品の確認や実際に庭で設営してみるとより安心です。製品としては素晴らしいのに残念との声もありますが、どれも販売側が付属品を送ったり、交換するなどして対処されている印象です。
NatureHikeのペグの形状はFreellのものとよく似ているので、予備として持っておくのも良さそうです。
インナーも2人までならゆったり過ごせる広さ
Hiby3のテント内は2人ならば余裕で寝返りを打てる広さです。長さは200cmで幅は広いところで163cm、狭いところで132cmとなっています。
一般的に幅は60cmほどが、大人が寝返りを余裕で打てるぐらいの広さになります。2人での登山利用や、カップルなどにもおすすめのテントです。コットを左右に2つ置いてゆったりとデュオでキャンプを楽しむのも良さそうです。
荷物などは寝室内でなく広い前室に余裕で置くことができそうです。なので、寝室いっぱいに寝袋を敷き詰めても荷物の置き場所に困ることはあまりなさそうです。
大人2人と子供1人など親子ならばHiby 3でも快適に過ごせるかもしれませんが、大人3人で使うには少し窮屈なのでもうひとまわり大きいHiby 4もおすすめです!
もちろん小物入れや、ランタンフックなどの機能もしっかりついてます。
Hiby4と比較してみた
Hiby4も大きさや、広さが変わるだけで、テントの見た目はほぼ同じみたいです。
|
Hiby3 |
Hiby4 |
重量 |
2,560g(本体のみ) |
4,200g(本体のみ) |
収納サイズ |
長さ54×17×17cm |
長さ55×20×18cm |
展開サイズ |
310×163×120cm |
375×210×高さ165cm |
構造 |
インナー吊り下げ式ダブルウォール自立式テント |
インナー吊り下げ式ダブルウォール自立式テント |
フライ防水能力 |
PU3000mm |
PU3000mm |
人数 |
2、3人用 |
3、4人用 |
空気の通り道はどんな感じ?テントの生地は薄め
インナーの入り口はフルメッシュで、インナーの下部は風が入ってこないような生地で、上部はメッシュで空気がこもらないようになっています。
ただし後ろ側を開け放つことができないので、大きな風の通り道は作ることは難しそうです。夏のよく晴れた日中は木陰などに設営して寝るまで外で過ごす、などすれば対処できそうです。
ただしHiby3には、テントのスカート等はついていないので、冬場は下の隙間から中に冷気が入ってきそうです。冬仕様のテントではない感じです。寝袋の性能を上げるなど寝具の性能があれば、普通に4シーズン問題なく使えそうです。
ちなみにCloud UPシリーズにはスカートがついたモデルもあります。
Hiby3の雪中での使用イメージ↓
Hiby3のカラーは全部で三種類
カラーはグレー+赤色と、赤色、それから黄色があります。自分のギアにあったカラーを選ぶことができます。
グレー+赤色のライン
赤色+黒色のライン
黄色+黒色のライン
Hiby3の気になる点2つ
①前室にランタンフックがないこと
せっかく快適そうな前室があるのに、ランタンフックがないのは1つ気になる点です。ちゃんとしたフックはなくても、前室にある吊り下げ式のインナーをつける輪っかにランタンをつりさげるなどすれば、前室でも明かりは使えそうです。
②ソロで使うには少し広くて、人によっては少し重たいと感じるかも
オートキャンプでは、Hiby3は全く問題ない重さのですが、ソロでキャンプに行く場合、インナー内が広すぎるので、ウルトラライト派(超軽量派)の方には前室が狭く、突然の雨に弱いですが、Cloud UP 2の方が、筆者的にもおすすめです。
自転車やバイクでのキャンプで、重さが気にならない人ならタープを持っていかなくても良くなるので、雨でのキャンプなどの時に贅沢にソロで使うのも良さそうです。
また、2人以上ならばタープを持っていかなくても良いことを考慮すると、重さはあまり気にならないように感じました。Hiby3は、2、3人での軽量スタイルキャンプや、雨でのキャンプでおすすめです。
Hiby3の設営はこんな感じ
Hiby3のフレームは3本あり、うち真ん中に通す赤色の1本のフレームは元から曲がっているようです。
まずフレームを組み立てたら、2つの銀色のポールを交差させてから赤色のフレームを交差させます。それぞれをスリーブに通して、留め具にさして弓なりになれば自立します。
ポールを曲げるのが大変で、記事が破れそうとの声もあるみたいです。ロープなどを付けなくてもテントに張りを付けたいという思惑もあるのだと思いますが、個体によってはポールを削って長さを減らす必要があるようです。
インナーはもともとテントにくっついていますが、後で外してフライシートだけで使用することも可能です。
ペグや、適宜ロープをつけて完成です。
Hiby3は、最初は20分、慣れれば10分もかからずに設営できそうなテントです。インナーは吊り下げ式で、雨の日でも、設営の途中にインナーに水が入ることがないです。悪天候時には、これが結構嬉しいです。
自立式なので家やアスファルト上などのペグが打てない環境でも、設営可能です。個体差もありますが、ペグを打たない自立状態でも割とテントの張りがあります。
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Hiby3の口コミはどんな感じ?購入方法についても細かく解説!
自転車キャンプツーリング用に、広めで軽量なテントを探し、こちらの商品にたどり着きました。2〜3人用でこの軽さ?と思うほど軽量です。初めての組み立てには10分程かかりましたが、慣れると時間短縮できそうです。室内の広さは十分で、荷物を入れても、大人が余裕を保って寝られます。更に全室のスペースもあるので、就寝前にチェアやコンロなどをテント内に収められます。
通気性は、結露もそれほど気にならず一晩過ごせたので、問題ないと思います。
雨天ではなかったので、耐水性は不明です。
自転車キャンプツーリングで使うテントとしては、価格から考えても、とても満足のいく充実機能のテントです。
レビュー欄を見る限りだと、自転車やバイクでのツーリングでの使用者が多い印象でした。重量が2.5kgほどで、何かと荷物の多いツーリングで荷物を置いておける広い前室が好評のようです。
否定的なレビューとして…
・付属品の欠損やテントに汚れがある
・ポールが入りにくい
などが見受けられました。
少数ではありますが、時々部品が欠損していた、テントに汚れがあるなどというレビューを見ることがあります。ですが、販売側がしっかり対処している様子がレビュー欄から見受けられました。NatureHikeも数カ国で販売店を持つような、大きなブランドなので、アフターサービスはそれなりにしっかりしている印象です。
部品が欠損していないか不安な方は、一応購入後にキャンプで使用前に部品の確認をしておくのが良さそうです。
店頭販売は行っていない
2020年10月現在日本での店頭販売は行っていないようで、中国からの輸入品でAmazonや楽天などのネットショップでの入手が一般的です。
海外では販売店がある地域もあるみたいです。
販売元が多数あるので確認しましょう!
アフターサービスや保証、価格はAmazonの中でも多数に分かれているテントの販売元によって変化するので、しっかり確認してから購入しましょう。
個人的には、下の販売元がレビュー数が多く、評価も高いので保証もしっかりしている可能性が高いと思います。↓
そもそもNatureHikeってどんなブランド?
NatureHike(ネイチャーハイク)は2005年中国寧波市で設立された「軽量なアウトドアの旅」をコンセプトにしたブランドです。現在、中国やタイなどいろんな国に代理店を構えており、様々な地域でNatureHikeの製品が選ばれていることがわかります。
NatureHikeのテントは山岳テント並みの軽さと中国アウトドアブランドの強みの格安を実現しています。製品はテントだけでなく、コットや椅子などにも軽くて安い製品がいっぱいあります。
上の写真のコットなんかもAmazonでは有名ですよね!
どれもとても多機能高品質で、調べる中で筆者も欲しくなるものがたくさんありました。アフターサービスなどもレビューを見た感じ、他の中国のメーカーなどと比べてしっかりしている印象を受けます。
NatureHikeのテントは登山やツーリング、軽量スタイルのキャンプ向けのテントを多数展開しています。軽さ安さだけでなく個性的なデザインのテントもいっぱいあります。
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NatureHike Hiby3と他社の広い前室つきのテントを、重量で比較してみた
→4.4kg
→3.9kg
→5.0kg
前室が広いと突然の雨でも困ることがなくて、安心ですよね。他社にも広い前室つきのテントはいっぱいありますが、中でもHiby3は本体だけで約2.5kgと、かなり軽量なので、ソロキャンや登山でもさっと持ち出せそうです。
2〜3人用のテントで比較してみましたが、広さは物によってちょっと違いますが、価格や重量ではHiby3が優位なようです。テントを買うなら軽くて安いものが良いけど、前室の広さは妥協できないって方にぴったりだと思います。是非、他の広い前室付きのテントと比較して検討してみてください。
NatureHike Hiby3まとめ
今回はNatureHikeのテントの中でも人気の高いHiby 3を紹介しました。前室もかなり広く、高機能なのに控えめなお値段で、筆者的にもかなりの高コスパなテントだと感じました。2人での軽量スタイルキャンプや、カップルなどでの使い心地もとても良さそうに思いました。
NatureHikeのテントは当たり外れがあるとも言われますが、 Hiby 3はAmazonでの評価も4.3と高く、当たりの部類に入るのではないでしょうか?
少数ではありますが、時々部品が欠損していた、テントに汚れがあるなどというレビューを見ることがあります。しかしレビュー欄を見た感じ、どれも販売側がしっかり対処している印象です。部品が欠損していないか不安な方は、一応購入後にキャンプで使用前に部品の確認をしておくと安心です。
アフターサービスに不安のある中国メーカーもありますが、NatureHikeは少し違うように感じました。日本での人気や信頼も高まりつつあります。日本での販売の歴史が浅いので、どうしても心配だという方は他のテントがいいかもですが、そうでもない方にはNatureHikeのテントはおすすめですよ。
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