今回は、ネイチャーハイク サイクリングテントのSpider1をソロ自転車ツーリングのために購入したので、実際に使用してみた使用感、細かな重量や購入に至った決め手などをもとに、徹底レビューします!
細かな重量の情報や、ソロ自転車ツーリングを行うユーザーからの視点からネイチャーハイクのサイクリングテントについて、細かく見ていきます。
皆様の快適なキャンプライフの参考になれば幸いです!
ネイチャーハイク サイクリングテント Spider1
出典:Amazon
ネイチャーハイク サイクリングテント Spider1 |
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参考価格 |
¥13,900 |
最小重量 |
1.32kg |
包装重量 |
1.67kg |
サイズ(全体) |
205×156×高さ110cm |
サイズ(インナー) |
205×95×高さ110cm |
収納サイズ |
40×15cm |
材質(テント生地) |
フライシート:20Dナイロン・耐水圧PU4000mm。インナーテント:210Tポリエステル・PU3000mm+高密度B3ナイロンメッシュ。ポール:7001航空アルミ |
人数 |
1人 |
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サイクリングテントの正式な名前はSpider1
出典:Amazon
Amazonの販売ページにはサイクリングテントと表記されており、テントの正式な名前はわからないまま購入することになりました。
開封してみると、専用のグランドシートの入っているケースにSpider1専用グランドシートとの表記があったので、サイクリングテントの名前はSpider1で間違いないものと思われます。
重量はどんな感じ?|細かく測定してみた!
販売ページを見ると、重量は1.05kgや1.32kg、1.67kgなどさまざまな表記があり、何やらややこしいので、筆者のテントの実測値を紹介していきます!秤を使用して、間違いのないように慎重に何度か測定してみました。
フライシート:336g
インナーテント:442g
ポール:412g
ペグ×・ロープ:140g
グランドシート:196g
フライシート + インナーテント + ポール = 1,196g
フライシート + インナーテント + ポール + ペグ = 1,336g
フライシート + インナーテント + ポール + ペグ + グランドシート = 1,532g
テントによって若干の個体差もあると思われますが、自分のテントはこのような測定結果となりました。ペグは全部で8本入っており、1本あたりの重さは約14gで、Amazonでよく売られている軽量なアルミ(チタン)Vペグでも、1本あたりの重さは12-15gくらいなので、十分軽量に作られています。
合計重量は1,532gという結果になりました。さらに軽量化を測りたい方は、ペグの数を4,5本に減らすか、晴れの日にはインナーテントとグランドシートのみで設営したり(1,196g)、
雨の日にも備えるならば、オススメはしませんが、インナーテントを持っていかずにグランドシートとフライシートのみで設営し使用すること(1,090g)も可能です。
ネイチャーハイク サイクリングテントの購入の決め手は!?
このように、今まで多くの軽量テント見てきた中で、筆者の中では1万円代前半で購入できるソロ用テントの中では、最も軽量な部類に入るテントです。
モンベルやMSRなど、国産やハイブランドの3万円以上するテントか、数千円で購入できるシングルウォールテント(二重構造でないテント)であれば、1kg代前半または1kgを切るものもありますが、高額で入手するのが難しかったり、シングルウォールテントだと、耐水性などの機能に不安が残ります。
その点、ネイチャーハイクのSpider1は入手しやすい価格帯であること、重量が1.32kgとかなり軽量であること、デザインがシンプルで無駄がなくカッコいいこと、設営がしやすいこと、居住性がとても高いこと、耐水圧が十分であることことなど、購入の決め手となった部分が多くあったので、順番に解説、レビューしていきます!
最軽量モデルと言われているCloud UP 1と比較すると?
ネイチャーハイクの1番の人気モデルで、最軽量モデルと言われているCloud UP 1と比べてみました。
出典:Amazon
テント名 |
ネイチャーハイク Spider1 |
ネイチャーハイク Cloud UP 1(20Dナイロンモデル) |
参考価格 |
¥13,900 |
¥11,900-14,900 |
最小重量 |
1,320kg |
1,033g |
包装重量 |
1,670kg |
1,560g |
サイズ(全体) |
205×156×高さ110cm |
295×110×高さ100cm |
サイズ(インナー) |
205×95×高さ110cm |
230×110×高さ100cm |
収納サイズ |
40×15cm |
45×12cm |
人数 |
1人 |
1人 |
カラー |
オレンジ、ブルー、松葉色、ネイビー |
グレー、ライトグリーン、松葉色 (オレンジ、グリーン) |
やはり、Cloud UP 1は縦開きのテント(出入り口が小さい)である分、Cloud UP 1の方が若干軽量に作られています。ですが、Cloud UP 1だと、ポールの形状の関係で、自立式でない点や、縦開きで、横開きに比べると居住性が劣る点、友人と被りやすいテントであることなどから、筆者はSpider1 を選びました。
ツーリングや登山でどうしても、軽量さを重視したい、という方には、Cloud UP 1もオススメのソロ用テントです。
出典:Amazon
Spider1|ロードバイク、などへのパッキングも行いやすい
Spider1の収納袋は写真のように持ち手がついており、横開きのチャックで出し入れする形状となっています。横開きであるおかげで、テントの収納もかなり行いやすく、収納した後で、コンプレッサーで自転車などに積載する前にしっかりと圧縮できます。
収納時の横幅も40cmとコンパクトで、40cm以上のハンドル幅のあるロードバイクであれば、自転車のフロント部分に楽に固定できます。(一般的なロードバイクのハンドル幅は32から46cmほどです。)
テントを圧縮するバックルも固定などに使いやすく、筆者のキャンプライドで使用するクロスバイクには、ハンドル部分にテントを固定してしまっています。
ハンドル操作にも支障がなくバッチリです!フロントタイヤとの距離もしっかり取れています。筆者はブレーキやギアなど、操作部と干渉していないので、このままでも走れますが、干渉する場合にはフロントバッグなんかを使用して、固定するのもオススメです。
筆者もTOPEAKのフロントバッグでクロスバイクにテントを取り付けようかと考えています。
出典:Amazon
筆者はネイビーのテントを選んだので、カラーの相性もかなり良くて満足しています。バイクパッキング(自転車にキャンプ用品をパッキング)も行いやすいサイズ感、収納袋の作りとなっています。
サイクリングテントと名前にあるだけに、サイクリストのユーザーにとって扱いやすいデザインにもなっていると感じました。もちろん、登山などでもこのタイプの圧縮可能な収納袋はかなり役に立ちそうです。
カラーやデザインがシンプルでカッコいい
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カラーバリエーションがあり、どれもシンプルで扱いやすいカラーだったのも、筆者がSpider1を選んだ決め手でした。筆者は自転車やパッキング、他のキャンプギアとの色合いを考えた結果、ネイビーのテントを選びました。パッキングや他のキャンプギアとの相性も良くてとても満足しています。
出典:Amazon
他にもオレンジやブルー、松葉色など自分のキャンプギアや自転車、登山道具との相性が良いテントを選ぶことができます。特に松葉色なんかも、渋くていい感じのカラーでオススメです。
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軽量ながら横開きで、居住性は高い
出典:Amazon
合計重量1.5kgと軽いながら、テントは横開きなのでテント内に座って、前室で調理なども行うことができます。
荷物もリュックサックやパニアバッグ(自転車の横付けカバン)だけであれば、全てテント内の前室に置くことが可能でした。
幅は95cmと、成人男性が一般的なキャンプで使用するシングルエアマットの幅が60cmほどなので、35cmほどスペースに余裕があり、貴重品や着替え、調理器具やミニテーブルなども横に置いておける広さです。
1度大人2人でテント内で寝てみたのですが、流石に狭くて寝心地はイマイチでした。基本的にソロでしか使えない、ソロキャンプには無駄がないテントとも言えます。
ある程度の居住性と荷物を置くスペースを備えながらも、95cmと無駄のない幅で、ソロ自転車キャンプやで使用するには絶妙なサイズ感だと言えそうです。
フライシートとグランドシートのみを使用して、シェルター、日除けとしても!
グランドシートにもポールを引っ掛ける穴が4隅についているので、インナーテントを使わなくとも、フライシートとグランドシートだけで、ポップアップテントのような使い方もできるのもポイントです。
この設営方法でもペグで固定しなくとも自立するので、写真の通り、コンクリートや砂の上にも設営することが可能で、デイキャンプや海、お花見などの場面で幅広く使えそうです。テントがかなり軽量なので、石や荷物などを置いて風に飛ばされないようにする必要があります。
耐水圧はPU4000mm!?|テント生地や縫製の質は?
販売ページによると、耐水圧は4000mmとのことで、ある程度の大雨でも耐えられる耐水圧となっています。1万円代前半で購入できる重量1kg前半のテントの中では、耐水性の面でも不安がないテントです。筆者が購入したテントにも縫製やシームテープ加工などで甘い部分は見られず、雨の日のツーリングでもあまり心配なく使用できそうです。
グランドシートなどを全て含めて1.5kgと軽量テントでありながら、ダブルウォールテント(2層式のテント)なので、もちろん、雨の日でも寝袋が濡れてしまうことはなく、前室のスペースもしっかりと使えます。
雨の日のキャンプででも、軽量ミニタープなどを張って前室で、換気などをしっかりと行った上で調理なども横開きなので、テント内に座って、問題なく行うことができます。
雨が予想される場合は、重量300g以下のミニタープとロープも一緒に持っていくと、雨にふられても安心です。
作りがシンプルで、設営も楽
設営が簡単なのも自転車ツーリングや登山を行うユーザーからすれば、嬉しいポイントです。ツーリングで疲れた体でも慣れれば、3,4分ほどで、スリーブを通すなどの面倒な作業なしに設営ができてしまいます。
グランドシートで場所を仮決めします。
インナーテントとポールを広げます。
ポールを4隅の穴に引っ掛け、立てます。(ネイチャーハイクのロゴが書いてある方が、ポールの長い部分を差し込む側です。)
吊り下げ式のテントなので、インナーテントを吊り下げます。何箇所かで固定するだけで、スリーブを通すなど面倒くさい作業が発生しないのも、ポイントが高いです。
フライシートを被せて、4隅のバックルを留め、グランドシート、またはインナーテントと固定します。
ペグを打って完成です。
ポールがかなり細めで、強風で折れないか不安な方は、リペアパイプやそれに代わる金属製のパイプを持っていくと安心できそうです。筆者もネイチャーハイクのテントを何度か風の強いところで使用したことがありますが、特に不安は感じなかったので、あまり心配する必要はないようにも思います。
コンクリートの上にも立てられる
ペグをうたなくてもインナーテントは自立するので、風で飛ばされないように荷物を中に入れておけば、コンクリートやテントの固定が難しい場所であっても設営することが可能です。
付属のグランドシートがとにかくありがたい|結露が少ない
ネイチャーハイクのテントには購入すると、ほとんどのテントでグランドシートが付属してくるのも結構嬉しいポイントです。筆者もテントにももちろん付属していました。触るとよりサラサラしている側が地面側(裏面)で、かなり薄く丈夫に作られていながら、性能はかなり良いように思います。
ツーリングの最中に、疲労感から設営時にグランドシートを敷かずに寝た日とグランドシートを敷いてから寝た日では、結露の量がまるで違いました。ほとんど同じ気象条件や気温、立地だったにも関わらず結露の量の違いに驚いたのを覚えています。
結露が生じると、テントが水を吸うことで重量が上がり、荷物の重さが増えたり、水を乾かし払うことによって撤収に時間がかかるなど、あまりいいことがないので、それからはグランドシートを必ず使用するようにしています。
グランドシートの役割は、他にも浸水の防止や冷気、熱気の遮断、雨が降ったときにタープ代わりとしても使える点などもあるので、ツーリングに持っていって損はなさそうです。
2人用のSpider2も同じ販売ページで購入できる!
出典:Amazon
筆者はソロでの自転車ツーリング目的に購入したので、Spider1を選びましたが、同じ販売ページから2人用のSpider2を選ぶことも可能です。カラーは現在のところオレンジのみのようですが、両開きで、インナーテントの幅も135-115cmと、2人でも十分な広さとなっています。
最小重量は1.55kgと上がりますが、風も通しやすく、荷物の多い長期でのツーリングや2人でのツーリングも行いたいと考えている方には、2人用のテントを検討してみるのもオススメです。
写真には1.21kgと書かれていますが、最小重量は1.55kgというのが正しいものだと思われます。
出典:Amazon
2人でのツーリングの場合、重量1.7kgのCloud UP 2もカラーバリエーションがあり、十分な広さがあって、オススメです。Cloud UP 2やSpider2を使用した場合、1人当たりのテントの重量は800gほどと、1人用テントを使用するのに比べて、かなり軽量化(500g減量)を測ることが可能です。
ネイチャーハイク サイクリングテント|まとめ
今回はネイチャーハイクのサイクリングテント、Spider1をソロ自転車ツーリングで使用するユーザーの視点から徹底レビューしました!個人的には、他のブランドであまり見つからない、使い勝手の良さと、軽量さなので、長くソロツーリング用の幕として使い続けようと考えています。
皆様の快適なキャンプライフの参考になれば幸いです!
今回紹介したキャンプギア
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